爪に何か異変が出た場合には大きく分けて2つの可能性があります。1つ目は、爪自体にトラブルが起きている場合です。
ぶつけたことで傷んでいたり、乾燥している場合などがあります。
2つ目は、全身のトラブルが爪に影響して症状が出る場合です。
ストレスを抱えていたり、何らかの病気になっているというサインの現れなのです。
その中で気になる症状があります。
爪の色が黄色になるという症状です。
これはどんな原因で起きるのでしょうか。ご説明していきたいと思います。
黄色爪症候群
爪が黄色くなる場合には、「黄色爪症候群」という病気の可能性があります。
あまり聞いたことのない病気だと思います。
爪が黄色くなる、爪の成長が遅くなる、リンパ浮腫により体がむくむといった症状があります。
発症の原因ははっきりわかっていません。
一般的に爪は1週間に1mm程度伸びるとされています。
しかし、黄色爪症候群の場合には1週間に0.2mmほどしか伸びなくなります。
また、他の病気を合併する危険性もあるとされているので早期発見が重要になります。
黄色爪症候群の場合の対策は?
むくみなどの症状が出る病気なので、マッサージをすると緩和されると言われています。
しかし、自己判断が難しい病気でもあるので、黄色い爪の状態が続き、爪が極端に伸びない場合には、病院を受診してみると良いでしょう。
皮膚科で相談することができます。
爪水虫
足の水虫のように爪が白癬菌に感染して起きる爪の病気です。
爪が白く濁ったような色になることが多いのですが、黄色に変色する場合もあります。
その他の症状としては爪の先がボロボロになる、割れやすくなる、爪が分厚くなるなどがあります。
爪水虫の場合の対策は?
爪水虫は、足の水虫のようにかゆみなどを伴うことがないので、気が付かないうちに進行していることが多いとされています。
爪水虫の可能性がある場合には、すぐに皮膚科を受診するようにしましょう。
また足の水虫になりやすい方は、ご家族に水虫の方がいる場合は爪水虫になる可能性が高いので、注意するようにしたいですね。
たばこ
喫煙者の方の歯が黄色くなるように、爪にもたばこの影響で黄色く変色してしまうことがあります。
たばこの場合の対策は?
喫煙している方で、黄色い爪に気づいた際には一度たばこを辞めて様子を見てみるようにしましょう。
マニュキュアやジェルネイルの色素沈着
マニュキュアやジェルネイルの影響で爪が黄ばんでしまうこともあります。
何日間も付け続けていると、色素沈着の状態になるのです。
また除光液の影響で黄ばむ場合もあります。
色素沈着の場合の対策は?
頻繁にネイルのおしゃれをしている方で爪が黄色くなった場合には、しばらくネイルのおしゃれはお休みするようにしましょう。
爪ヤスリで爪の表面を磨いて黄ばみを削ることもできますが、やりすぎると薄く弱い爪になってしまうので注意しましょう。
以上、爪が黄色に変色した場合に考えられる原因についてご説明してきました。
正常な爪の色はピンク色です。黄色に変色している時は何かしらの原因があるはずなので考えてみましょう。
タバコやネイルなどの影響で黄ばむこともありますが、爪水虫や黄色爪症候群などの病気の可能性もあります。
いつまでも黄色い状態が続く場合には、皮膚科へ行くようにしましょう。
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